J−REITを売却した場合、売却益が出ることがあります。売買益に関する税率も、上場株式と同様に、基本的に10%です(2008年12月までの時限措置ですが、延長される方向です)。なお、従来あった売買益に対する源泉分離課税制度は平成15年1月以降はなくなっていますので、基本的には売買益は税務署に申告する必要があります。 ただし、証券会社に特定口座(源泉徴収選択口座)を開設していれば、証券会社がその口座の年間損益を計算して、10%の税率による源泉徴収をおこないます。この場合、売買益が出ても申告する必要がありません。 なお、「売買損失の繰越控除制度」を利用する場合は、特定口座を利用している場合でも申告が必要となります。 また、現在の税制では、売買損益と配当利益は通算できません(「損益通算制度」は2009年1月から認められる方向です)。例えばJ−REITを売却して5万円の損失が出たとしても、分配金で徴収された10%分の税金は還付されませんので、注意が必要です。